原始反射とは
胎児が生き残り、成長するために子宮内で現れる「反射的(自動的)な動き」で、脳幹によってコントロールされています。
出生するプロセスに必要なものであり、赤ん坊の初期の発達には重要なものです。
一つの反射が出現→発達→統合(卒業)してまた次に必要な反射が出現する、といったようにドミノ倒しのように順番に、連続的に現れます。
生後初期のある期間で、神経が集中的に作られたり、回路の組み換えが盛んに行われたりする、特に感性豊かな時期、臨界期の子どもが、生き残るために大切な役割を果たします。
反射を統合(卒業)して中枢神経系が発達すると、より高次の脳(大脳)によって、その働きは抑制されていきます。
反射を保持したままでいること自体は、病気でも症状でもありませんが、それによって、本人が生きづらさやお困り感を持っている場合、その統合を扱うことは、全く新しい解決になります。
たとえば恐怖麻痺反射(FPR)
この反射の保持によって、「引っ込み」の癖をもったり、新しい状況で無口になったり、決められた予定が変わったときの「恐れ」など特徴が見られます。
「引っ込み」というのは、静かになる、というだけではなくて、時に金切り声をあげるような反応になることもあります。
(一例)
- ストレス耐性が低い
- 肌、音、視覚的な変化などへの感覚過敏
- 柔軟に対応できない
- 疲れやすい
- すぐに息をつめる(止める)
- 人前で恥をかくような状況が怖い
- 自己信頼、肯定感が低い
- 愛情を受け取るのも表現するのも苦手(本当は好きなのに、「嫌い!」というなど)
- 新しい活動を嫌う、特に誰かと比較されたり、優劣が出るような活動
リズミックとは・・・
発達に働きかける簡単なエクササイズをリズミックといいます。
原始反射が統合されると、困りごとの質や内容がどんどん変化してきます。
そして、やる気スイッチが入ったお子様は、次の原始反射の統合にステップアップします。
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